サービス紹介

1. SAPシステム クラウド移行・環境構築サービス

現代のビジネス環境において、企業のデジタルトランスフォーメーションは避けて通れない課題となっています。この変革の中心にあるのが、SAPシステムのクラウド移行です。当社のSAPシステム クラウド移行・環境構築サービスは、企業が直面するこの大きな挑戦を支援するために設計されています。オンプレミス環境からクラウド環境への移行は、単に技術的な作業を超え、ビジネスプロセスの最適化、データの保護と管理、運用コストの削減など、企業にとって多岐にわたるメリットをもたらします。

当社では、SAPシステムのパブリッククラウドへの移行において、複雑性とリスクを最小限に抑えるために、経験豊富なコンサルタントチームを配置しています。事前の計画段階から実際の移行作業、移行後の最適化に至るまで、一貫したサポートを提供します。特に、移行プロセス中に発生する可能性のあるデータの損失やシステムダウンタイムを避けるために、事前に徹底したリスク評価とテストを行います。

また、クラウド環境への移行は、セキュリティとコンプライアンスの観点からも重要です。当社は、クラウドプロバイダーが提供するセキュリティ機能を最大限に活用し、お客様の貴重なビジネスデータの保護を確保します。さらに、コストパフォーマンスの観点からも、クラウド環境への移行は企業にとって大きな利益をもたらします。従来のオンプレミス環境に比べて、クラウドはスケーラビリティが高く、実際の使用量に基づいてコストが発生するため、無駄な投資を削減できます。

当社のサービスは、これらのメリットを最大限に引き出すために、各企業のビジネス要件に合わせてカスタマイズされます。クラウド移行は、単なる技術的な作業ではなく、企業のビジネスモデルそのものを変革する機会を提供します。当社は、お客様がこの変革を成功させるための最適なパートナーであると自負しています。

2. SAP BASIS運用保守サービス

SAPシステムの運用保守は、企業のITインフラの中核を成すため、その重要性は計り知れません。特にクラウドネイティブ環境では、技術の進化が著しく、システムの運用保守手法もこれまでとは異なるアプローチが求められます。当社のSAP BASIS運用保守サービスは、このような環境下でのSAPシステムの安定稼働を確保し、お客様のビジネスの連続性を支えるために設計されています。

当社のサービスでは、クラウドの最新技術やトレンドを常に追跡し、それらをSAPシステムの運用保守に活かします。これにより、システムのパフォーマンスを最適化し、セキュリティリスクを低減し、最終的にはビジネスの効率化と成長を促進します。また、クラウド環境特有の課題、例えば多様なサービス間の統合やデータ管理の複雑さに対しても、専門の知識と経験を持つコンサルタントが対応策を提供します。

運用保守サービスの提供にあたっては、プロアクティブなアプローチを採用しています。つまり、問題が発生する前に予防措置を講じることで、システムダウンタイムを最小限に抑えると同時に、運用コストの削減にも貢献します。具体的には、定期的なシステム監視、パフォーマンスチューニング、セキュリティアップデートの実施などが含まれます。

さらに、当社はお客様一人ひとりのビジネスニーズに合わせたカスタマイズされた運用保守プランを提供します。これにより、お客様は自社のビジネス戦略に集中することができ、IT運用の複雑さに振り回されることなく、競争優位性を維持することが可能になります。当社のSAP BASIS運用保守サービスは、お客様のSAPシステムが常に最高の状態で稼働し続けるようにするための、信頼できるサポートを提供します。

• SAP BASIS監視
  • インスタンスの稼働状況の監視
  • ワークプロセスの稼働状況の確認
  • バックグラウンドジョブの実行状況のチェック
  • SAPバッファの状態の監視
  • ABAP Dumpの発生状況の確認
  • SAPシステムログのレビュー
  • 更新レコードの確認作業
• データベースとシステムの監視
  • データベースの容量監視
  • ロックエントリの確認
  • データベースの健全性チェック (Check DB)
  • バックアップ結果の確認
  • システムログの詳細確認
• SAPジョブとスプールの管理
  • 定義されたSAPジョブの実行状況の確認
  • スプール依頼の監視と管理
  • TemSe（Temporary Sequential objects）の整合性の確認
• データベースの詳細監視
  • テーブルスペースの領域の使用状況の監視
  • データベースのアラートログのレビュー
  • クリティカルセグメントの存在の確認
  • 喪失オブジェクトの特定と対応

3. SAP Solution Manager サービス（Cloud ALM）

SAP Solution Manager (Solman) は、SAP環境の効率的な管理と最適化を支援する強力なツールです。しかし、その豊富な機能性は同時に、複雑なソフトウェア構成となり、特定の顧客環境では高い維持コストが発生する原因となることがあります。

このサービスは、特にクラウドベースのSAP環境を利用している企業にとって有効です。クラウドアプリケーションライフサイクル管理（Cloud ALM）を用いることで、SAP環境の管理がよりシンプルかつ効率的になります。Cloud ALMは、アプリケーションの実装、運用、モニタリング、および最適化を一元的に管理することを可能にし、これによりシステム管理者は日々の運用タスクにかかる時間と労力を削減できます。

さらに、当社のCloud ALMサービスは、SAP環境のパフォーマンス監視、問題解決、品質管理などの面で、顧客に対して継続的な価値を提供します。これにより、顧客は自社のSAP環境を最新の状態に保ちながら、運用コストの削減とシステムの安定性向上を実現できます。

このサービスを利用する主なメリットは、SAP環境の維持管理にかかるコストと複雑さを大幅に削減できることです。また、Cloud ALMの利用により、顧客はSAPの新機能やアップデートを迅速に取り入れることができ、ビジネスニーズの変化に柔軟に対応することが可能になります。最終的に、このサービスは、顧客がSAP環境の価値を最大限に引き出し、ビジネスの成長と発展を支援するための重要なツールとなります。

4. EhP（エンハンスメントパッケージ）アップグレード、OS/DBアップグレード

EhP（エンハンスメントパッケージ）アップグレードおよびOS/DBアップグレードは、SAPシステムの性能とセキュリティを保持し、最新のビジネス要求に応えるために不可欠です。当社では、これらのアップグレードプロセスを通じて、お客様のSAP環境を最新の状態に保ちながら、システムの安定性とパフォーマンスを最適化するサービスを提供します。

アップグレードプロジェクトでは、ただ最新のパッケージに更新するだけでなく、お客様のビジネスプロセスに最適な機能を選択し、システム全体のパフォーマンスを向上させることを目指します。これには、事前の詳細な分析、プランニング、カスタマイズされたアップグレード戦略の策定が含まれます。また、システムのダウンタイムを最小限に抑えるための詳細なテストと慎重な実施計画も、サービスの重要な部分です。

当社の専門チームは、OS/DBアップグレードにおいても、システムの互換性を確保し、データの完全性を保護するために、厳格な手順に従って作業を進めます。新しいOSやDBへの移行は、システムのセキュリティ強化とパフォーマンス向上のために重要であり、当社はこれらのプロセスをスムーズかつ効率的に行うための豊富な知識と経験を持っています。

また、アップグレードプロジェクトの成功は、適切なサポートと継続的なメンテナンスによってもたらされます。当社では、アップグレード後のシステムに対して、継続的な監視、パフォーマンスチューニング、セキュリティ更新を提供し、お客様のSAP環境が常に最高の状態で運用されるように努めます。これにより、お客様はビジネスの成長と変革に集中することができ、SAPシステムから最大の価値を引き出すことが可能になります。